iPhoneの旧機種に新しいOSを入れると(バージョンアップすると)その動作

速度が遅くなる。という噂がありテストした企業の結果が公表されるとそれが

実証されたと騒ぎになり、先週12月20日にはアップル自身がそれを認める事

を公表した。

 

しかし このことが(記事から引用すると)

 

  2〜3年が経過したiPhoneの性能を制限し、値上げした高いiPhoneの販売

  台数・売上高を高めようとしている、

 

との批判を回避できるか?? という記事が東洋経済に載っていた。

 

  iPhone旧機種に仕込まれた「速度制限」の正体

 Screenshot20171225_iphone  

あくまでもアップルの主張は

 

 「内蔵バッテリーが気温や充電状態、あるいは経年劣化によって一定の性能

  を発揮できない可能性があるとき」に、プロセッサの性能を制限して電力

  需要を抑制するというものだ。

   iOS 11.2が配信された現在、対象機種はiPhone 6シリーズ、iPhone 6sシ

  リーズ、iPhone 7シリーズ、iPhone SEということになる。

 

である。劣化した可能性がある2年以上経過したモデルに対してプロセッサーの

作動がバッテリにー強負荷を与えて 発熱・発火等の現象を発生させないため。

というところであろう。

 

  アップルは2017年1月に配信を開始した「iOS 10.2.1」から、一定条件下で

  プロセッサの性能を制限する機能を導入したことを認めた。

 

とのことなので2016年に起こった「Galaxy Note 7」問題が大きく影響している

のでは と小生は推測する。リチウムイオン・バッテリーは構成のであるが故に

そのエネルギー密度も高く一歩間違うと発火してしまう可能性がある。

  

 (これはボーイング787型機の就航直後に起こった発火事故でも実証済でその

  対策は 一部のセルが熱暴走を始めても他のセルに影響が出ないようにセル

  間の距離を取る という対処策だけであり根本原因の解決には出来ずだ)

  

その為に2017年1月に配信を開始した「iOS 10.2.1」から対策を講じたとするなら

それはそれで正しいように思う。

 

 但し iPhoneは高価である事、新機種のほうが高くなる傾向がある事

などから

 

  「新型を買わそうとしている」

 

との批判がでているのであろう。

また iPhoneはバッテリの交換がこれ又大変であり 素人では難しい。

その為ショップに持ち込む必要があるが 1万円弱のコストがかる、そこも

批判につながるのかもしれない。

 

 しかし 5sを今年10月頭まで使用していた小生は 当然OSを最新に常に

していたのでその速度制限を受ける環境にあったはずであるが、速度が低下

していると感じたことはなかった。

 記事にも 速度制限がかかる状況に有ってもも殆どの状況ではそれが実行

されないともある。

つまりベンチテストなど究極の状況下でその差が顕著に現れるレベルのもの

らしい。

 

 それで 機器が長く使えるのであれば致し方ないのでは??と考える。

 

 さらに言えば iPhoneのバッテリーはスペース他の問題でパッケージ化

されておらず両面テープで固定されていてその交換はかなり手間である。

(当初からそういう設計思想で 軽量化・薄型化とのバーターであろう)

その意味で 1万円弱の交換費用は突出して高いとは言えないようなきが

する。

そのバッテリー交換というコスト負担すれば速度制限はおそらく受けない

と考えらるので

 

  「OS」が速度制限をしている

 

ということの批判は 的を得ているとは言えないのでは??と言うのが

小生の考え方である。