奇しくも 昨日(12/13) 日経と東洋経済のネット版には中国

の外交姿勢が変化していると指摘する記事があった。

 東洋経済は 中国の対外強硬姿勢は軌道修正された と論じている。

 

   中国が強硬外交を「反省」している本当の理由

 

一方 日経は

近年、ずっとかたくなだった中国の日本に対する姿勢が、和らぎだしたと

報じた。

 

  習氏豹変に透けるリスク

  

 いずれの記事も2017年10月18日に開かれた中国共産党の第19回全国代表

大会が転機になっているとしていて 習近平国家主席が完全に権力を掌握し

たことで 外交姿勢に変化が出てきているとしているのだが 果たしてそう

だろうか??

  (それにしても たった7人で13億人の国家を運営していくというのもすごい

   話では有る)

  

 昨年のダボス会議で習近平国家主席が演説している。その原稿を誰のもの

か伏せて知識人に読ませると 10人が10人とも西側諸国の首脳が行ったもの

と判断するだろうと言われた。まさか 一党独裁が続く国のTOPの話とは

思えなかったらしい。

 その頃から習近平氏の主張は変わっていないように思える、そして今回の

全人代で権力を掌握したことが外交姿勢の変化につながっているとも言える

かも知れない。

 

 尖閣諸島の問題が大きくなってから 小生の周辺でもそれまでの中国進出

熱は冷めてしまい 中国から引き揚げるところが続出した。大企業から中小

零細企業まで同じである。チャイナ・プラス・ンの呼び方でベトナム・タイ等

に工場進出を行った所も多い、さらに中国での人件費上昇が「世界の工場」

としての魅力に影を与えたことも事実であろう。それらのことが今指摘され

る変化の遠因でそこをなんとかしたいとかんがえてくれているなら ダボス

会議の演説の通りに経済が運営されれば ありがたいことなのだがその通り

に果たしていくか???

  

 日経の記事に載っていた 安倍首相と会談する際の冒頭握手シーンでの

表情の変化は あまりにも露骨過ぎて 笑ってしまうほどだが!!

  Photo_2

 中国の外交姿勢の変化 対日強硬姿勢の和らぎが長続きしてくれることを

小生は望んでいるが 。。。。。。