昨日 9/5にこの記事は書いたのだが その後バードストライクではないとの報道がありました。

 

   原因はまだ調査中です


 昨日 正午前 羽田空港を離陸したボーイング777型機JAL006便の左エンジンにトラブルが発生、当機は羽田空港上空で余剰な燃料を放出し 12時9分に羽田空港に緊急着陸しました。

 トラブルの原因はバードストライクと見られています。

 火を噴くエンジン

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  「バードストライク」   映画「ハドソン川の奇跡」を見た人はご存知でしょうが最悪の場合 航空機は総ての推進装置を失い生死の境目に追いやられます。

この映画では貴重の判断に寸分の隙きも与えなければ危険から回避できる可能性が有るとはしていますが 普通に考えれば無理な話でそれでも乗客の犠牲者を出さなかった あの機長の判断は素晴らしかったと小生は考えています。

 

(事故が起こってから それをシュミレーター

 で何度も実験し学習効果を得た場合 あの

 123便事故機でも無事に空港にたどり着ける

 ことが判明はしています あくまでもその

 状況を何度も何度も繰返し体験できればの

 話ですが)

 

映画「ハッピーフライト」では日常我々が知ることがない空港施設管理者の中で「バードさん」と呼ばれる。バードパトロールの人にもスポットを当ててその活動を知ることが出来ます。(空砲で鳥を追いやる)

後で出てくる資料では詳しく書かれています。バードパトロール導入空港と非導入空港とでは 離着陸回数1万回あたりのバードストライクの数は約2.5倍もの開きがあります。但し、バードパトロールを導入していてもその発生を完璧に抑えることも出来ないのも悲しいかな現実です。


 なにせ相手は 鳥です。自由に飛べる翼を持っているのですがそれが。。

実は日本で昨年2016年にバードストライクは1626回も発生しています離着陸回数で割ると約0.06%の確率となりますので飛行機に750回程度乗ると1回遭遇すると言事になります。

 







 バードストライクは今回のように鳥が衝突するのはエンジンとは限りません。

コックピットのガラスであるとか 翼であるとかも。(上記ハッピーフライトでは高度測定装置であるピトー管にぶつかることを描いています)

 しかし 致命的なのはやはりエンジンで 少し大型の鳥が衝突すると高価なエンジンそのものを破壊してしまいます。(空気圧縮機であるタービンブレードを破壊してしまうのです ハドソン川の奇跡ではまさにこれで全エンジンを失う)空港別ではやはり離着陸回数が多い羽田空港はダントツに多く182回も発生但し 確率論で言うと離着陸回数当りの発生回数は 


  紋別空港 美保空港 鳥取空港

 

が発生確率の高いベスト3になります。


 次期的に言うと7月から9月にかけてが多くなっています。(つまり今です)


 これらの結果から 1626回のバードストライク中

    22回  引き返しor目的地変更

    15回  離陸中止

     2回  着陸やり直し

 が事故一歩手前の事体になっているようです。



 空港管理者もあれこれやっているようですが なかなか決め手がないのが世界の実情であります。

 

 バードストライクの発生に関して詳し資料は 「2016.pdf」をダウンロード 


 こう書いていて 小生本日LCCにて上京します。


 鳥さん お願いだから僕の飛行機のそばに来ないでね!!!