今週23日だったか24日だったか 朝刊に1面広告が載っていた

 こんな表題が。。。。。。。。。。。。。。。

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 詳しくは  http://www.tenbai-no.jp/ 

 

この転売問題につて 純粋に経済学的のみでの見方で言うと 問題の本質は主催者にあると言う意見が ダイヤモンドオンラインに載っていた。

  


  チケット転売、経済学的には主催者側に責任がある


  

純粋な自由主義社会で全ての物の値段は需要と供給の関係だけで決まるとするなら 高額転売されるようなチケットは元々その値付けが低すぎるからだという指摘である。一面もっともであるが そうなると困るのは見たい人たちすなわちチケットの購入者である。上の記事では この手のチケットの一番良い値付け方法はオークションであるとしているのだが。。。。。。。

 

 結局今の各種コンサートチケット等は 主催者の思惑(主催者にとっても、ファンを長期的に育成しようと思えば、低い定価にして、ファンにお得感を与えて、長期的な顧客関係を形成した方が利益になる。)購入者の思惑(無論安い方が良い)などが交差し経済学的論理での値付けより遙かに安い価格が設定されているのである。

  


 と言うのが上記記事の結論である。経済学的には正しいのかもしれないが果たしてそれで良いのであろうか??


 

  

この高額転売が 上記のサイトによると

 

 現在、チケット転売サイト、ネットオーク

ション、SNSでの個人間売買、金券ショップ

等において、チケットの不正な高額転売や購

入によるトラブルが増加しています。

また、お金だけ騙しとられる、偽造チケット

が送られてくるといった詐欺行為によるトラ

ブルも発生しています。

  


と言う問題があり 主催者・アーティスト達が反対すると言う意思表示をしたわけである。

 

 少なくとも小生はNET等でチケットを高額で購入したことも販売こともある。言わば 悪いことをしたのであるが。。。。。。。。。。。。。。。

 



 しかしながら問題は単純ではない。

  


 経済学的に言えば値付けが低いのであるとすればコンサート回数を今の10倍くらいにすれば値段は適正化されるかもしれない。しかしその場合出演するアーティストの体力が持たないであろう。

 

 チケットは先売りなので当日急用が入った場合そのチケットは捨てざるを得ない 果たしてそれは正しいのだろうか??当日ならまだしも 転売するチャンスがある期間ですら今では不可能なチケットが存在している。


  

主催者・アーティスト達が運営する「ファンクラブ」には優先的にチケットが回されているが ファンクラブ会費という加算分でチケット購入チャンスを拡大している 言わば高額転売ではないか??


  

 アーティストにとり転売価格そのものが 一種のステイタスとなっている現実がある、報道等で昔は**のコンサートチケットがダフ屋で++円の値がついたなどとされていた。


   

等 考えればきりがないのである。


  

 アーティストは売れない頃は コンサート会場を自腹で埋めたりすることをしているケースが多い そして初期についてくれたファン(とても大事である)らが加入するファンクラブの努力で徐々に売れ出すと言うのが多い様で その功績は大事にする必要があるが 売れてからファンになった人と売れる前からファンで有った人とを区分する必要があるのだろうか?

 少なくと 今回の意見広告に賛同したアーティストさん達は自らのファンクラブへのチケット優先は停止すべきでは??? とも小生は考えるが。

 

又、ファンはファンでコンサートチケットが手に入らなければ仕方がないと潔く諦めるしか無いのであろう。(なかなか そう納得できないのがファンであるのだが)

   


コンサートの雰囲気は楽しいの一言に尽きる あの貴重な時間をもっと沢山の人に気持ちよく味わって貰うためには どうすればいいのか??

 

 現時点では主催者もアーティストもファンもその答えを持たない。こうした試行錯誤が繰り返されるのが 哀しい現実なのである。