昨日に引き続いてである。


 今度は機械の位置等を決める近接スイッチと呼ばれる部品が駄目になり設備停止に追い込まれた。(そう言えば東急電車も先般止まっていたが)

 さて 大変である。

 

 因みに 近接スイッチとは??・ オムロンのHPから拝借

Kinsetsu

と定義される物で、今回いかれたのはそのセンサーに金属が近づくと電気的なスイッチが入ると言う仕組みの物であった。

 おなじ部品が上下に2個付いており 入れ替えるときちんと動作するのでセンサーそのものの異常と判断された。

 さて この手のセンサーは信頼性が高く滅多に壊れる物ではない(強い衝撃を受けたたと言うような物理的な破壊を除いてだが) その為予備の部品が無かった。


 慌ててメーカーに電話する。そもそも30年近く前の製品だ果たしておなじ物があるか??? と心配したが おなじ物が未だに生産されていた。

Sw

 数千円の製品であるが 此がちゃん

 と動かないと数億の機械でも価値0

 になりうる。

 

 実はあまり知られていないが 工業用のこの手のパーツ 制御機器の製品寿命は恐ろしく長い 一度機器に組み込まれる様に設計されてしまうとよほど事がない限りおなじ物が使い続けられる。その為信頼性の要求は厳しく又持続生産性を求められる物でもある。

 


余談ではあるが


 此に類する物で機器の制御を行うプログラム

 コントローラー(制御用のコンピューターの

 事だ)のあるメーカー(今経営不振が騒がれ

 ている某大エレクトロニクスメーカーである)

 が15年前から生産しているの機器を廃番に

 しようと相談したところ それらの多くが自

 動車メーカー等のラインに使われており今後

 10年以上生産してくれないと困ると言われ

 廃番を断念したらしい

 


とにかくメーカーに在庫があると言う事で 機械の休止を極力短くする為部品をメーカーの物流センターまで(今 女子中学生殺人事件で騒がれているその遺体発見現場の近くだ)部品を取りに走って貰った。

 

部品が入手できれば交換するだけで設備は稼働した 休止は4時間程度であった。

 



今回はユーザーとしておなじ物が入手できたので 非常にありがたかったが実はメーカーとしては苦しい事情もある。実は小生にと止める会社もこの手の部品の生産もいて 一番古い部品は30年近く前の物がある。

そうなるとまず おなじ部材を確保する為の苦労 各工程でおなじ加工業者で行わないといけない苦労(中小企業が多い場合 廃業・倒産等で工場が無くなる場合すら有る) 加工する為の治工具・金型等を日々維持メンテナンスする苦労などである 

 

 エレクトロニクスの分野は凄まじいスピードで進化しており 30年前には日本で携帯電話すら一般的ではなかった時代だ。その当時とおなじ材質でおなじクオリティのものを生産するのはそれはそれで非常に難しい。しかもだ この手のセンサー等はさほど生産量の多い物でもない為に 材料メーカー等からは時として無視される存在でもあるのだ。



但しこれらを維持しているメーカーは世界的にも日系メーカーが強く 某社に至っては 大学卒新入社員の給与が最も高いとも言われる。

 

(逆に あまりにもその労働は過酷で 

 入社後 30歳で家が建ちその後

 40歳で 自身の墓が立つ と言

 われているそうだ)

 


日本の工業製品はそれらセンサーメーカーに支えられている。


 (そして そのセンサーメーカーを支え

  ているのは 名もない多くの中小企業

  であるが その経営は楽ではないよう

  だ。 そんな事は 誰も知らないので

  あろうが。。小生の勤める会社もその

  内の1社になる。

  センサーメーカーのように利益を上げ

  られるようになるのは一体何時の事や

  ら。。。。。)