今日4月29日は現在「昭和の日」であるが 昭和の時代は「天皇誕生日」であった。既に平成も27年 昭和が遠ざかっていくのだが 昭和の時代に今では普通であるのに無かったものがあるその一つが政府専用機である。
今ではごく当たり前の政府専用機であり 今回の安倍首相の訪米でも無論使用されているのだが この政府専用機の導入は平成3年で 初運用は平成5年2月からである(渡辺美智雄副総理兼外務大臣が訪米で使用した)。
日本政府が直接ボーイング社から購入している。現在は航空自衛隊が管理運用し(政府が委託している形)ていて 女性自衛官がCA職についている。747-400型機と言う大型機の運用は世界でもあまりない。
これには日本の地政学的な条件が左右している。日本政府が要求する政府専用機の航続距離は1万キロ以上で それは日本から世界中のどの地点へも無給油で行けることが条件になっており その当時は747-400以外の選択肢は無かったようだ。
現在2機体制であるが 一時期政府は3機目の導入を考えていたようだ。
通常は 「正(要人搭乗・主務機)」、「副(随行・副務機)」での運用であるが まれに同時に主務機として使用した過去があり 予備機の保有が要求されていた時期もあるが 本体 メンテナンス費等を考慮すると予算的に巨額になる為財務省が拒否しているようだ。
(同じ 747を利用していいるアメリカの
エアーフォースワンと比較した場合
日本政府専用機の実運用ははるかに少な
い、エアフォースワンは大統領専用機で
あり 大統領のプライベートでの使用も
OKなのに対して日本政府専用機はあく
までも 公務のみの使用であると言う制
限が大きい また、日本の国土故国内移
動で政府専用機は余り使用されない
滑走路長の問題もあるのだが、それら為
稼動率が低いのにも拘わらず3機目とい
うのは??
と言うのが財務省の見解だそうだ)
今やごく当たり前に運用されている政府専用機が実は平成に入ってからの運用であったことは 小生も意外であった。
この政府専用機だが実運用開始 25年を経過する2018年度末に退役が予定されている。
後継機は先般同じボーイング社の777-300ERに決定している。
(但し 次期機は 全日空が購入し整備も含めて日本政府が全日空から 購入という形を取るらしい 但し運用は自衛隊であることは変わらない)
昨日 内閣官房から次期政府専用機のデザインが発表された。
流石に近代的で有るイメージではあるが どうも全体のデザインがかつてのJAL機のイメージでは?? と小生には思えるのだが。。。。。
(それを 全日空が整備管理するというのも 少し面白いいが)
皆さんは このデザイン どう思いますか?????
まあまあかな???
政府専用機と言えば 嘗てヨルダンのアブドラ国王が使用していたL-1011トライスターが小生的にはでデザイン的に1位なのですが。。。なんと此奴国王自らが操縦桿を握り 運行するらしい(日本に来たときもそうだった)あの中東ですから イスラエルとヨルダンが平和条約を調印する際には国王
が操縦するトライスターをF-15が護衛すると言う事になるらしい
所変われば 政府専用機は完全に軍用機ですからね????
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