映画 「相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の 孤島へ」を

愛する奥様と見て来ました。小生的には 内容が  今一 テーマ

が相棒には似合わないような。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 そんなことはさておき、きょうは  はたらくくるま デス。

 

 こどもの日 昔ポンキッキで好きな歌の一つが はたらくくるま

でした。

 この連休中 旅行や帰省で飛行機を使うみなさんも多いでしょう。

その際、空港で見かける はたらくくるまの お話です。

 

さて 飛行機その構造上 バックすることが出来ません。(有る意味

魚と同じです)その為 出発する際に始めに動く方向バックは自身で

動いているわけではなく(地方空港・LCCなんかでは前方へ旋回し

ながら出発する機体もありその場合は不要です) はたらくくるま の

出番となります。

 先般買った 愛読雑誌「エアライン」 2014年,6月号に記事が少し

載っていました。トーイングカー・トーイングトラクターと呼ばれる正真

正銘の はたらくくるま です。

 20140503_145608

小生も知らなかったのですが トーイングカーの分野では アメリカ

のTUG社のものが有名だそうです(一部ではトーイングカーの代名

詞にもなっているらしく パワーショベルのユンボと同じような存在

かも知れません)。そして 我が日本のではブルトーザー等で有名な

小松製作所が作っているようです。

上の記事では WT300E型機を紹介しています。(末尾のEは航空機

に電気を供給することが出来る発電機登載という意味だそうです)

 

 少し調べてみると かなり古い物ですが小松製作所のカタログが

有りました。(果たして こんな専門的な車輌にカタログが必要か?

カタログを見て買う機種を決める人がいるのか大変疑問なのですが)

   「wt430-3_jt60a.pdf」をダウンロード  

 先ほどの記事 そして上のカタログでも読めますが そのエンジン

出力は300ps程度 案外小さい物だと感じます。 (カタログ内の

JT60Aに至っては100ps程度です)これら300psクラスで大型機でも

楽々押すのですから その変速機等は かなり大きな変速比なので

しょうね?(まあトーイングカーで押す際に時速50kmなんて有るはずも

無いか!!!)そこに ブルトーザー等建機で養った技術が生きてい

るのかも知れません。

 その出力に引き替え 車両重量は驚くべき重さで WT300で50TON

WT430で43TON JT60でも13.5TONです(JT60で大型ダンプ並みです)

そのくらいの重量がないと大きな(重たい)機体を押すときに自身の車輪

がスリップしてしまうからでしょう。

 最高速力はJT60でも30km/h 大型機では20km/h程度です(これ以上

速度が出ればはっきり言って危ない。。。。)

 

 航空機は基本 全てバックが出来ませんから民間空港ばかりではなく

軍用でも同じようなトーイングカーが活躍しているそうです。

 Tractor20t_01

 最近では 機体を押すバー(此を トーバーと呼ぶ)を無くした形

(トーバーレストラクタ)もあるようですが いずれにせよ飛行機に

乗り一番最初に御世話にあるのは この はたらくくるま のエンジン

なのです。

800pxkomatsu_towing_tractor_001