皆さんは2009年-2010年に起こったトヨタ問題を覚えているだろうか?

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もう一度ウィペディアでおさらいしてみよう

   トヨタ自動車の大規模リコールは、2009年から2010年にかけて

  トヨタ自動車により北米や日本などで行われた大規模なリコール

  である。アメリカ合衆国でトヨタ車を運転中に発生した急加速事

  故について、事故の原因がトヨタ車にあると主張された。これら

  の事故と原因に関する主張などについて米国で大々的に報道され

  た。この騒動を受けて、トヨタは大規模リコールを実施した。

   トヨタはビラー弁護士の訴訟をはじめ、138件の集団訴訟、事故

  の遺族など96件の民事訴訟の他に、カリフォルニア州オレンジ郡検

  事局からも起訴され、トヨタ社は米国議会での公聴会での情報提供

  を要請された。

   事故の原因調査はアメリカ合衆国運輸省が主導した。このような

  一連の騒動は、「トヨタ・バッシング」、「トヨタ戦争」とも呼ば

  れた。

当時 自動車生産販売でそれまでの世界一位のGMを抜き去りトヨタが

世界一になった(2008年)矢先に起こった事件である。数年 すった

もんだがあったのだが 結論は(此もウィキペディアから)

 

  2011年2月8日、急加速問題の原因調査をしていた米運輸省・米運輸

  省高速道路交通安全局( NHTSA)・NASAによる最終報告で、トヨタ

  車に器械的な不具合はあったものの、電子制御装置に欠陥はなく、

  急発進事故のほとんどが運転手のミスとして発表された。

 

とある あれだけ騒いだ騒動もそのほとんどが運転手のミスであるという

結論だ 時の運輸長官が 娘にトヨタ車を勧める云々という話しも漏れ聞

いた。(その時の不具合 及びそれを隠したとして先般トヨタは米国政府

と和解し1200億円を支払うと発表した--司法取引の意味が大きいの

ではと小生は考えているのですが。。。)

 この影響で 一時期トヨタのブランドイメージは著しく低下し販売も

低迷したのだが 上記が結論であったようにトヨタ車に急加速の原因が

あったことはなくそれによる死者も出ていなかったにも拘わらずである。

 

 明らかにあの時は アメリカ中がトヨタ叩きを行っていた。マスコミ

すら捏造した物を トヨタ車の欠陥として報道したくらいだ(アメリカ

のマスコミもその意味では大したことがないことになる)

 

 ところが 今 アメリカではGMの欠陥とその欠陥隠しが話題である。

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サンケイ によると

  GMは、2月に03~07年型の小型セダン「シボレー・コバルト」など

  計7車種162万台のリコールを公表。点火スイッチの不良によって走

  行中にエンジンが停止したり、エアバッグが作動しないなどの不具

  合だがGMは01年に事態を把握したとみられ、10年以上にわたって

  放置していたことが分かっている。

   この問題では31件の事故が発生し、13人(後にGMが12人に訂正)

  の死亡が報告。GM側は「推測」と否定しているが、米消費者監視団

  体の自動車安全センターの調査によると、今回のリコール対象車に

  よる死者数は303人に上るとの数値もあり、不具合を放置していたと

  いう点で重大な問題に発展しつつある。

なんと12-13人の死者が(最大300人??)でておりそれを10年

以上放置していたというのだ。

 トヨタの場合は結果から見れば やらせの欠陥問題であったが GMの

場合は 事実欠陥である。

 此を アメリカはどう始末を付けるのであろう??

 

 正義と自由の国 アメリカ 小生はそれを期待したいのだが、サンケイ

によると

 

  ある自動車ウオッチャーは「米政府が公的管理下からようやく脱した

  GMを再び奈落に突き落とすようなことはしない。『組織的な隠蔽は

  なかった』というお約束のようなトカゲの尻尾切りで問題は終息する

  だろう」と推測する。

   米全土に“GM叩き”が吹き荒れる-。そんな日はまず来ないだろう。

Gm

と結論づけているのだが、そうであれば日米共に マスコミ・政府共々

ドングリの背比べで 真の正義は どこにあるのだろうか? となるのだ

が、 少なくとも小生がアメリカ車を買わないことは間違いない。

  (お金も無いのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)