もう何度もご覧になって人も多かろう、スペインでの車両脱線事故 200名以上の死傷者を出す大惨事になったのだが 今のところ速度超過があったとされている。

当該カーブ部分の制限速度は80km/hであったのだが、進入速度は190km/hであったとの報道まであるようだ。

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2監視カメラによる映像が公開されて まるで映画の如くの映像である。まさに 凄い!! 映像なのだ。

 拡大してみると

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コーナーに侵入したとたんに既に 中間車両が浮いているのが 写っている。

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先頭車両含めて脱線しているが 最後尾の車両までももはや 線路上にいないのではないだろうか?>?>

 

監視カメラが此処まで的確に映像を捉えているので 原因究明には非常に役立つかも知れない 早急に事故原因の解明が望まれる。

 

 


  

 コーナー部への進入速度超過による脱線事故と言えばやはり 2005年4月25日のJR西日本の 福知山線脱線事故が思い出される。

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 事故調査委員会の報告によると 福知山線脱線事故では制限速度70km/h(当時 現在は60km/hに改訂された)であるコーナーへ116km/h で進入したとされる。

考えてみれば 46km/hの超過であの参事であったのだから今回のスペインでの事故の場合は どうしようもないくらいの速度超過であったのだろう。

 今回の事故の場合は 特急列車であるために乗客数が少ない為にこの程度の死傷者で済んだのであろう、もし日本の満員電車があんな事故を。。。。と考えると ぞっとするのである。

 


 この事故を受け この列車の目的地である サンティアゴ・デ・コンポステラ(聖ヤコブが埋葬され、エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教の巡礼地として知られる)で25日行われるお祭りは中止されたようだ (当日は「聖ヤコブの日」と呼ばれる祝日で多くの観光客が訪れるとみられていた。)

 

 そう言えば 福知山線事故で列車が突っ込んだマンションはその後JR西日本が買い取ったのだが、建物は未だそのままである。大惨事を二度と起こさない為のモニュメントであるとの意見もあるようだが、遺族にとっては見たくも無いだろう。