巷では 電子**が多量に出回っているのだがその製品 

たとえ画期的であっても 10年後はどうなっているか?は 

分からない。

    

日経の記事から。

  やっと日本でも電子書籍の端末を購入する人が増え

 始めている様だが、世界的には電子書籍専用端末の

 

市場はすでに縮小に向かっている。 

Pb113

ある調査機関の予測では世界の電子書籍端末は 2011

年がピークで2320万台その後は減少に転じているらしく、 

測では2016年には710万台まで縮小する様だ。 

(あっという間に三分の一である)

  

別の調査機関でも ピークは2011年で 2017年には1740 

万台としている。 

どちらにせよ もう販売台数は増えないわけだ。 

 

大きな要因として 電子書籍端末の機能をタブレットや

スマホが持っていることである。しかも例えば 米国で米 

アマゾン・ドット・コムでは 

  電子書籍端末「キンドル・ペーパーホワイト」 119ドル

   

タブレット    「キンドル・ファイアHD」     199ドル 

その差はたった80ドルだ。これでは誰も電子書籍の端末

でしか無いものは買わない。

Pb115

先般書いた様に スマホ 1台あれば  

    電話・デジカメ・カーナビ・電子書籍・電子辞書

等が手に入る。全く 電子機器メーカーにとってはやっか 

いな代物なのだ。

   

因みに 端末は売れないが、世界の電子書籍市場(売 

上高ベース)は12年の94億ドルから17年には375億ドル 

に急拡大するらしい。電子書籍端末が“廃れた”としても、 

「電子書籍を読む」という習慣は消費者の間でしっかり

と定着する見通しだそうだ。

 

   

小生もスマホ(iPhone)を愛用している 元々デジカメ・ 

電子辞書・カーナビは使わなかったが 無料アプリでは 

入れている。そうなると 上記の機器は決して買わない 

だろう(電子部品製造業に従事しているにも拘わらず) 

 

小生の子供達が 大学・社会人になった頃は電子辞書 

がある意味必須だったのだが 今やスマホがあれば・・・ 

 

今、一大電子産業製造基地である中国で 電子関係 

の工場が暇らしい 一説にはアップルショックの為と言 

う事らしいが 本当はスマホ・タブレットにより全体のパ 

イが小さくなってきている可能性がある。 

本来はもっと売り上げが有るはずの日系電子部品各 

社の決算等が良くないのもそれが原因かも知れない。

    

スマホ・タブレットでうかれていた 日本・台湾・韓国・ 

中国の電子関連産業はスマホ・タブレットにより大きな 

打撃を受けるかも知れない。

  (いつぞやの大型薄型TVメーカーみたいに)

 

少し 機器の進歩が早すぎるのかも知れない。