先にNO295&296 及びNo316にて話題にしていたのがAPPLE社 である。 APPLE社の外部委託先である中国の工場で様々な労働条件の問題 等が有ること、及びアメリカでの雇用を増やしていないことなどに触れ コスト優先で企業活動が行われていること等を書きました。 更に APPLE社の反論も載せております。APPLEはアメリカでの雇 用を増やしていると!!!  これらの記事で 中国の外部委託企業の内最も大規模な企業に  鴻海精密工業--FAXCON--が有ります。 そう 皆様の記憶では今年の3月末にシャープが 虎の子の堺工場 を該社へ売ったと記事になった 会社です。  その続編の記事が昨日サンケイにに載っていました。   6月4日、シャープの関係者にとっては悪夢のような出来事が海 の向こう中国で起こった。    鴻海の中国・成都工場で賃金トラブルをめぐり暴動が勃発。数 百人が暴動に関わり、数十人が警察に拘束されたというのだ。 その内容が8日、日本でも報じられると、提携先であるシャープ の株が一時、前日比6%(25円)安の389円まで急落した。    鴻海の工場での労働環境をめぐっては、過去にも広東省など で従業員が自殺し、「構造的な問題があるのでは」(関係者)と 指摘されていた。    鴻海の2011年12月期の連結売上高は約9兆7千億円。    その規模は世界的な巨大企業といえるが、意外と見落とされが ちなのが従業員が約100万人にのぼるということだ。        トヨタ自動車の場合、連結売上高は18兆円、従業員数は約32    万人。パナソニックも7兆8千億円で、約33万人と従業員数はそ れぞれ鴻海の約3分の1にすぎない。    これらを比較すれば、鴻海の社員1人あたりの売上高はきわめ て低く、賃金水準も過酷な労働環境に見合わない低いということ が容易に想像できる。 しかしである 先に小生が書いていたように 鴻海の労働問題はこの 6月に表面化したわけではない 既に以前から様々な観点から指摘さ れてきた事である、世界各国はその部分には目をつむってきたのでは ないか? (これは 全ての消費者にも言えることなのかも知れないが。。。。)  やはり製品を安く作ると言う事は それなりのリスクを背負わなけれ ばならないと言うことなのだろうか??      こういうエレクトロニクスメーカーの現状の問題点等を鋭く描き又、 タイムリーな話題に触れる あの漫画 「島耕作」では 以前から中国・ インド・ブラジルの工場問題等に触れていた。 Sima 先週号では 鴻海ではなく「ハイホン」に日本のテレビメーカーのODM に興味があると言うこと それに 2大テレビメーカーが 対韓国 対中 国を考え手を結ぶのではないかとのストーーリーである。  日本の雇用をどうやって守っていくか。。。  日本の技術者のもつ問題点 とう スルドイ視線からの 会話が有った。 今先期大赤字であった パナソニック ソニー シャープの問題点 そのものなのである。  なかなか 興味津々である。  先のサンケイの記事は 次のように結ばれていた。    これら鴻海の問題点がシャープとの連携に影響を及ぼすのか。 現時点では「影響しない」(関係者)という見方が強いが、マイナス に働くことは間違いない。    「状況によってはシャープのブランドイメージが傷つくこともある。 長年培ってきたイメージを自ら守ることが大切だ」。   岩井コスモ証券の有沢正一・投資調査部副部長はこう指摘する。 果たして 島耕作ならぬ 奥田社長は一体どういう風な策を見せるの だろうか??  それとも もう策はないのか?????  此また 興味津々である。