年末である。勤め先の地域では 例年12月28-30日

までの3日間は「火の用心」と拍子木を打ちながら見回

りを行う夜警なる物が行われる。

 昨夜はその初日である。地域へのささやかな貢献と言

う観点から 例年初日だけは参加させて頂いている。

 普段は余り会社の近所を歩くことは少ないので 

「あっ こんな所に新しい建物が!」なんて発見が有ったり

します。

 みなさん ご苦労さまです。

 最近ゆるい話題ばかりでしたので 少しはかたい話でも

  

 さて、今年も仕事納めになります。

 振り返るのはもう少し後にして 全国の地、高裁と最高裁

で今年言い渡された死刑判決は、昨年比で20人多い34人

に上ることが28日、共同通信の集計で分かったと有りまし

た。法務省によると、今年死刑が確定したのは21人(27日

現在)。確定死刑囚は計129人(同)で、1949年以降の

年末統計の最多を更新。年間を通して死刑執行はなく、

92年以来19年ぶりに執行ゼロの1年となった。

つまり 今年は死刑執行が一度も行われなかったとの事

です。

 確か昨年女性法務大臣が任期終了間際に 死刑執行し

(それも自分が署名した死刑に自ら立ち会った)た記憶が

あるので それ以降死刑執行が無いようです。

 本来 刑が確定すれば速やかに実行するように法律に

定めれられているのですが、その法を法務大臣そのもの

が破っていることになります。此は大変おかしい。

 確かに、執行命令書にサインするのは躊躇するのかも

知れませんがあくまでも職務として粛々と実行するという

のが正しいと思います。

 悪法でも法 です。現在定められている物を変えるのは

立法府である国会のみであり その国会の多数派である

政権与党から法務大臣は選出されるのですから、法を変

える事も出来る立場の者が 法を変えることもせず 定め

られた事も守らずでは 法治国家とは言えません。

 現在 我々国民は死刑を判断する立場になりうる可能

性を義務づけられています。にもかかわらず その履行

に躊躇して未決死刑囚が増え続けるというのは疑問です。

 民主党さん 少しは真剣に考えてくれませんか?

 死刑制度の有無に付いて議論するのも構いませんし

 (小生は死刑は必要とは考えていますが)

 その在り方、裁判の方法を議論するのも よし です。

 一番悪いのは「何もしない」と言うことでそれが現状な

のですから。