先般アメリカの格付け会社 S&P がアメリカ国債を格下げしたそれにより全世界同時株安が起こった事はご承知かと思います。

 又、次はフランスが格下げされるのではないかと噂され大統領が急遽 夏期休暇を短縮して対応に当という狼狽ぶりです。 

 しかし 格付け会社の格付けは本当に信用できるのでしょうか?
 


 
 
現在 世界的には次の2社が良く使用(引用)されるようです


 「S&P」スタンダード・アンド・プアーズ

 「ムーディーズ」ムーディーズ・インベスターズ・サービス

 
共に大きな会社で世界的な信用も高いですが、その格付は絶対では無いような気がします。今回のアメリカ国債の格付け変更でも 財政赤字を実際の規模より2兆ドル(約157兆円)多く計算していたことが分かり、同社はこれを認めたうえで、格下げの判断に実質的な影響はないと説明している。157兆円???そんな間違いを簡単に認める???まあアメリカの財政赤字の規模も規模だがそれにしても大きな金額だと思います。

 格付け変更されたアメリカもアメリカで変更されたとたん文句を言っていますが他国(日本も)の変更の際には何らコメントしなかったのでは?????
 
 

 4年前のサブプライムローン関連の会社に最上位の格付けを与えていたのもS&Pでした。

 それらの問題点を記事にしているのが
 
   http://p.tl/Huk8(リンク切れです)

とか

  http://p.tl/dE_i(リンク切れです) 
  
です
 
 
 
しかしながら 大きな影響力を未だ持っているのは 格付けを代替する金融インフラが存在しないためと言えるそうです。利用者は格付け会社の失敗を非難することがあっても、格付けの使用をやめることはほとんどないそうなのです。

 (利用者がそれ以外の機関でこのような調査を行うことは多額の  費用がかかりますので)

 
 
 只、小生の意見はそうであるなら 先の2大格付け会社は相互を格付けしてはどうでしょうか? S&P社がムーディーズの格付けを厳格に審査し正しいかどうかは利用者が判断する。逆もそうです。

 格付け会社が自社を格付するわけには行きませんから互いにライバル会社の格付が唯一の評価になります。

 お互い牽制し合って格付けの信頼性が上がるか 当たり障りのない格付けに終始し格付けの評価そのものを落とすか?

 (そう言えば昔会社に来たISOの審査会社に

  自社でISO認証持っていますか?って聞い

  たら無視されましたからこういう機関は同業

  他社は仲間内で守るのかも知れない。。。)


 一度やってみてくれないかな??