先に書いておきますが LCCピーチを愛用し名字が**(小生と同じ)である某氏が2度目の逮捕という報道が出ておりますが、小生とは全く無関係ですので。



 小生ゴルフはほぼしたことがないのだが(かつて中国で無理やり連れて行かれたことがあるが)プロゴルフの中継はたまに見てしまう。若かりし頃は夜中に全英オープンを見続けるなんてこともしていたが。。。


 2021年のマスターズ選手権は 松山選手が優勝した。彼にとっては初挑戦から10年、日本人としては85年目の快挙である。

 素直におめでとうと祝福したい。


さて それに関連する報道で少し違和感のあるものがあった。

 「これ大好き!!」 松山英樹、歴史的Vの裏で世界が称賛した「超感動!」のシーンとは

FireShot Capture 1070

アメリカのスポーツチャンネル ESPN がツイートしたものだそうで、松山選手のキャディである早藤将太さんが、松山選手がウイニングパットを終えグリーンから引き上げた後 持っていたピンをカップに挿すと、キャップを脱ぎ、コースに向かって一礼したというシーンである。

 ESPNのツイートがこれ


で 小生が違和感があるのはそのツイートを日本の報道機関がこぞって報道するという部分である。

 これって 「日本」報道機関が喜んで報道するべきことでしょうか?? 日本人の矜持として誰もが持ち得る礼儀としてあり得るものなのでは???

外国の報道機関がそういう行動を称賛してくれることに違和感はないのだが 日本の報道機関が同様に報道するというのに何か 違うのでは???と感じてしまう。


ゴルフに限らず 多くのスポーツで選手・関係者はグランドや土俵その他のスポーツフィールドとそれを整備してくれる裏方の人たちに対して 感謝の意を込め頭を下げるのではなかろうか?

外国の人にとってそれは異質のものであるかもしれませんが 日本の報道機関って外国の人たちと同じようなレベルで 我々の行動を観察しているのであろうか?


 

話はかなり昔に遡る。
 1989年10月12日 西武ライオンズと近鉄バッファローズが優勝をかけたダブルヘッダーに望んだ際 両チームの4番バッターの出来が勝敗を決したことがある。  

近鉄の4番はラルフ・ブライアント選手であり 西武は清原和博選手であった。

ブライアントは第1試合で3打席連続本塁打を放ち、一人でチームの全6点を叩き出し第二試合でも本塁打を放ったが、清原は結果を残せなかった。


試合終了後 ベンチで呆然とグランドを見続ける清原選手 他の選手が全員引き上げたことにようやく気が付き 立ち上がった清原選手はおもむろに グランドに頭を下げた。


 日本人の矜持として自然にグランドに頭を下げたのであろう。

 早藤キャディも清原選手もその瞬間は何も考えず自然に頭を垂れたのだと思う。


その自然さを日本の報道機関が喜び勇んで報道するのは如何なものか???


自然な(日本人としての矜持でした)行為を無にしかねない 


そう感じるこやじである。