昨日朝 びっくり仰天した人も多かったかもしれない。

   30日午前9時36分、東京都心から500キロ以上南にある鳥島の近海を

   震源とする地震があり、気象庁は同38分、関東甲信や東海、東北の

   一部の広い範囲を対象に緊急地震速報を発表


大勢の人の スマホが鳴り続けたと思う!!。

 (小生のも 地域指定で東京を入れているので いやーな音を鳴らした)


しかし ほとんどの人は揺れを感じなかったようだ。


   緊急地震速報は「誤報」だった 気象庁が会見でおわび


見出しは 「誤報」となっているが 現在のシステム上「誤報」とは言えない気がする。

実は 今回よりもひどい地震としての速報が 4年前 奇しくもほとんど同じ時期である2016年8月1日 17:09に 出ている。

 (今回でも それについてツイートしている人も多かった)

その時の記事である。

  肝を冷やしたレベルじゃない  ビックりっぎょうてん  No1929


その時の小生のスマホでは 


  「東京湾で最大震度7 85秒後」


の表示が出ていた記憶が。

その時の スマホ速報画面がこれ


image2016
image2016-2



その時も結局揺れなかったのだが 実は今回もその原因は同じ物だ。

緊急地震速報のシステムはかなり高度な地震波形の観測 数カ所の測定点の際などから地震の規模 震源地を割り出しスマホ・放送業者・鉄道事業者等に一斉通知を行うシステムで まだまだ開発途上である。その為 ある種の波形を同時に2箇所以上受信するとあたかも大きな地震が来るような形で作動することが有る。


前回も今回も ほぼ同時に2箇所で小さな地震があったようで システムがそれを1つの地震とご認識したため大きな地震としての速報を出しているようだ。


上記記事で 小生はこう書いている


  これを完全に防ぐのは難しいだろう。 肝心の地震が来た場合に逆に

  通知が出来なくなる可能性が高くなるような気がする。

  その意味では今後も何度か誤報が来ることは覚悟していた方が

  よさそうである。


2016年から4年間あって システムの改善も進んでいるのだろうが 基本的な部分は同じ形であろうから 
こればかりは「誤報」と報道することが誤報では無いのか?と思う。


報道機関もそれ

  そういう欠陥があっても その速報システムそのものは
  非常に有意義であるという事実
  情報を精査する前に速報を出さないと間に合わない。

ということを正確に伝えることを心がけてほしいのだが??