昔、家ではあまり食べれない家庭料理として 「カツカレー」があると書いたことがある。
なにせ忙しい奥様に 2つの料理を同時に作ってもらわなばならない。
(因みに 小生 男子厨房に入らず ではないが自宅で料理したことは 結婚35年以上の
間でも数えるほどしか無い)
毎晩のメニューを考えるのでも大変なのに ある日に2つもそれを使うというのは申し訳ないとも思う。
それらの理由から 「カツカレー」は家では食べられない幻のメニューであった。(最近は それが小生の好物であることを知った 愛する奥様が 二日目のカレーの際に作っていただけることがある ありがたい限りである)
したがって 家では幻である以上 外でカレーを食するときにはそれを注文するのはもはや 義務であるとさえ言えよう。
ココイチでも上等カレーでも やはり「カツカレー」なのである。
ところで こんな記事が出ていた。
イギリスで日本の「カツカレー」が“国民食”になっている驚きの理由
つい先日 EUから離脱した イギリスでは カツカレーがブームなのだそうだ。
記事を引用すると
ちなみに豚肉を食べられないイスラム教徒が多いこと、また鶏肉が大好きな
カリブ系移民が多いことから、イギリスではポークよりもチキンが好まれ、
カツカレーと言えばチキン・カツカレーを指すのが一般的だ。
なのだそうで、小生の感覚 カツカレーといえばポークカツカレーというものとは少しずれているが それでもインドをかつて支配していたイギリスで 日本由来のカツカレーが人気というのは少し不思議な感覚ではある。
ブームの火付け役は「Wagamama」という香港系イギリス人のアラン・ヤウ氏が始めた店らしいのだが(イギリスに135店舗あるチェーン店だそうだ) その後 日本食ファーストフード・チェーン「Wasabi」でもヒットし2018年には、ついに「CoCo壱番屋」がロンドン上陸したことで それを確実なものにしたようだ。
それにしても インド由来のカレー 日本人が作り上げたカツカレー それをイギリスでヒットさせたのが 香港系の人 というのが料理とは確実に国境を超えるものなのだと改めて教えてくれているような気がする こやじである。
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