スペイン風邪の大流行以来 というか 人々が世界を自由に行き来するようになって人類が初めて遭遇したパンデミック 新型コロナ(COVID-19)。
経済的な打撃が数字になって証明されつつある。感染防止のための処置が 経済という血流を止めるという結果に。
アメリカ
米商務省が30日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、前期比年率換算で32.9%減だった。
EU
欧州連合(EU)統計局が31日発表した2020年4~6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は物価変動を除いた実質で前期比12.1%減った。年率換算では40.3%減
日本
20年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比7.4%減(年率換算で26.4%減)となる見通し
散々たる状況である。これほどの数字は 世界大戦が起こっているに等しい。
あの有料鉄道会社の JR東海ですら
2020年4~6月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が836億円の赤字
つい先日 会社の御大が 東京を往復したのだが 行きも帰りもガラガラ状態であったそうだ。
それ以前に発表されている ANA JALという航空会社の成績も同様で 売上対前年同期比で60%減なら マシな方という状況なのだ。
確かに 日本ではPCR検査の陽性者が増え続けていてマスコミ報道はそれ一色だが 実際にはそれ以上に経済の疲弊が日本のみならず世界中で進行しているのだ。
この苦境から脱出できるのか???
日本の そして世界の 暑い8月が今日から始まる。
人類に 未来があること 日本に光明が差すこと それを期待するばかりである。
小生的には 感染には十分注意をはらいながら 経済活動を再開するしか手立てはないと考えているが そうではないと言う人も多かろう。非常に難しい問題である。
恐らく その難問に今すぐ答えを出せる人は いないように思える。
(ある意味 ブラジルの大統領は すごい と今更ながら思う
もう少し品が良ければ良いのだが)