なにせ仕事で何度も行っている場所でも有り 先月 空港が閉鎖と言う事態にある意味巻き込まれた身分でもあるので 非常に気に掛かる。
昨日、香港の市民活動のリーダーと呼ばれるメンバー3人が香港の警察当局に身柄を拘束されたようだ。
その中には 日本国内では民主化運動の「ヒロイン」として注目を集めた経緯もある周庭(アグネス・チョウ)氏22歳も含まれている。
香港では 今日31日から9月3日にかけて 大規模な抗議行動が各所で計画されているとの情報がある、香港の日系メーカー拠点からもその手の情報と それによる物流の停滞等を避けるべく手をうつように依頼があった。過去のデモ等ではそういった情報はなかったのであるから 今回がかなり大規模になるのではないかとも考えるが その矢先にリーダーと呼ばれる方々の逮捕である。
こんな記事が出ていた
穿った見方かもしれないが 大規模な抗議活動に対して香港警察があえてリーダーを逮捕することで 抗議活動を過激化させ 軍事介入等を行う口実を作っているのでは??というような見方があるとも書かれている。
周庭さんは、平和主義の穏和派なのに、さては穏和は潰してデモの過激化誘導で、軍事介入の口実作りか?こういうときこそ、冷静さを保って欲しい。
— 福島香織「習近平の敗北」重版御礼! (@kaori0516kaori) August 30, 2019
また ジャーナリストの門田隆将氏はこんなツイートを
遂に露骨な弾圧が始まった。フォローしている周庭氏のTwitterが更新されないと思ったら、やはり拘束されていた。黄之鋒氏も同様。この土日が危ない。入り込んだ当局の狼藉者が介入の口実を創る。今はデモの回避を。あなた達の踏ん張りは世界が認めている。頼む、命が第一だ。 https://t.co/zPz9m70arX
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 30, 2019
香港はイギリスからの返還後も 自由な社会をなんとか維持してきたが 今回の条例案は中国化させるための最初の一歩になるというのが 抗議活動をしている若者の意見なのであるが、それは 日本人の方には理解できないのかもしれない。小生の務める会社の中国工場の人がこう言っていた。
「香港人 にしか事の大きさは理解できず 我々第3国の人間や
大陸内の人間には到底理解できない話ですよ。」
と 香港の若者たちとってはこの事は 今まで生きてきた価値観とは異なる価値観を 無理やり押し付けられている感覚なのかもしれない。
それが 周庭(アグネス・チョウ)氏の言葉
「香港が香港でなくなる」
という危機感につながっているのだろうが。。。。
今までの抗議活動は一部過激化した物を除いて その手段として 少なくとも小生(自身が巻き込まれ 遠回りで帰国した身であるが)は否定するつもりはないことは 以前も書いた。
その気持は 変わっていないが、今日以降抗議活動が過激化していかないように祈るばかりでリーダーたちの逮捕が有っても それは自重した行動であってほしい。
この景色が 普通に見られる香港であってほしい との思いしか無い。