ここだけを切り取って 報道されていたらその受け取り方は 大幅に異なっているように思える。
「とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。
あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、
それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひ
ご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、
安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけで
しょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難し
ければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。
市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。何を仕事してんねん。
しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんです
よ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえ
よ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。
そのためにしんどい仕事するんや、役所は」
みなさんも聞いたであろう あの録音テープの最後の部分 上記のような発言であったようだ。
神戸新聞が報じている。
部下に「辞表出しても許さんぞ」「自分の家売れ」 明石市長の暴言詳報
暴言 として一昨日から報道されている 兵庫県明石市の泉房穂市長(55)が2017年6月に市職員に対して発言した内容の録音が話題を読んでいる 概ね報道されているのはその途中の部分
市長「アホちゃうかホンマに」(笑いながら)
職員「すみません本当に」
市長「すまんで済むかそんなもん!すまんで済まんそんなもん!
立ち退きさせてこい、お前らで!今日火付けてこい!」
職員「はい」
市長「今日火付けて捕まってこいお前!燃やしてしまえ!ふざけんな!
行ってこい壊してこい今から建物、損害賠償を個人で負え!
当たり前じゃ、はじめから分かっとる話を」
のあたりであろうか?内容的にも 過激でマスコミも飛びついた感があるが その後で冒頭の発言があったようだ。(それも録音されている)
さて どうしてこの発言が1年半以上も経ってから報道されたのだろうか??
実は今年4月に市長選が予定されている。そのため 憶測が飛ぶ
① 対立候補が 市長の暴言を暴いた???
② 逆に 市長がはじめは注目を浴びる発言を報道させ その実「いい人では」との情報を
出して好印象に変えるという巧妙な手段??
などが考えらられるが。。。。。
因みに 現市長はマスコミ出身・・・・・・マスコミをある意味知り尽くしているのかも。
神戸新聞は どちらかというと①を心配して 冒頭の発言まで報道したようだが。。。。
やはり 部分の切り取りというのは 全体像が見えなくなるので注意が必要であるが 全体が見えたら 一部分は許されるのか?? というのも。。。。。。。。.........。
真 報道は慎重にも慎重が必要
映画「クライマーズハイ」で でてくる新聞記者の論理
「チェック チェック ダブルチェック!!」
というのが如何に大事かが わかる出来事でも有る。