11月5日である。
日経にこんな記事が出ていた。
かつてシャープで活躍していたというSさんの物語である。
当初はものづくりに携わっていたが、経営企画へ移り社長の右腕として機関
戦略を描いてきたとしている。全盛期のシャープをけん引した功労者の一人
でもあるとまで書かれている、しかし経営の悪化と共に部下をリストラする
立場となり「一気に40代にバトンを渡すべきだと感じた」とかで自身も退職
したそうだ。
退職後は競合企業がシャープでの肩書や人脈を期待する一時的な顧問の打診
がほとんどだし。人脈を売るだけの仕事はしたくなかったとかなりのかっこよさで
官公庁が主催するビジネスナビゲーターや企業の顧問としての仕事も的確に
指摘するとクライアントは怒ってしまうとのこと そのくらい仕事が出来る人のよう
だ。いまは 畑違いの商社から声がかかり、経営企画の仕事をしているそうだ。
シャープ時代を振り返ると 液晶の次は液晶と時の経営者が言っていたこと
をなぜ変えられなかったか?との忸怩たる思いがあるそうで
●経営者が裸の王様になっていくこと
●追従する取り巻きがそれを加速させること
●強烈な欲望やトラウマがマーケットや顧客を見る目をふさいでしまうこと
●手段の目的化が暴走していくこと
と今は考えているそうだ。 会社が変貌していくリスクは、シャープに限らず、
どんな会社にも起こりうるとも。
今 若い人に送るメーッセージは
『本当にそれでいいのか?を3回繰り返せ。なぜそう考えるのか、どう動く
べきなのか、自分自身を疑って徹底的に答えを出せ』
「視野を広く、時間軸を長く、思考を深く持ち続けること」
「自分の人脈を大切にすること」
だそうだ。
とここまで書いて(引用して)いて 大変申し訳無いが 小生はこの記事の
Sさんって本当にいるのかどうか甚だ疑問に感じている。
(そして もし実在するなら 怒っています)
土台上から目線ではありませんか?? 経営企画にいて社長の右腕として
活躍していたのであれば その社長の判断ミスで会社が傾いたのはSさんの
責任がかなり大きいことになる。
記事にある「周囲の気持ちをまとめて大きな変革を推進していくスタイルで、
町田社長のみならず、同僚・部下からも慕われてきた。}のであれば液晶に
投資が集中することをやめさせることも出来たはずでは??
りゃー自身の責任で会社が傾いたのであるから その会社に残る図太さ
は無いでしょうね!。40代にバトンを渡すって一体どんなバトンでしょう
か??果たして 先般のシャープに渡すバトンがあったのかどうか???
退職後の姿も 上から目線。違う業種の企画書を見て「詰めが甘すぎて使
い物にならない」と判断できる目があるなら どうしてシャープ時代にそれ
を行使しなかったのか?? 重ね重ね残念ですね!!
今は「中長期的な営業戦略立案から、現場の営業支援業務まで横断的に担当
する職場だが、トップのそばで仕事ができるし、自らパソコンで作業をこなし
ながら戦略を描ける仕事にはやりがいを感じている」とのことだが、コレって
会社のトップと言う虎の威を借りて各部署にあれこれ言うだけの仕事では無い
のだろうか??
上に上げていた4つの指摘も いつも言われ続けていることで何も目新しい
ことな何もない。そんなことは誰でも分かっていますよ。
3つのアドバイスも全く同様です。
こんな人が本当にいるのだろうか??・この記事は一体何を言いたいのであろ
うか??
もしこんな人が本当にいたら直接会って言ってみたい。
あなたのせいで 苦しんでいる人は何もシャープの元社員だけではないですよ
取引先の多くも仕事が無くなり大変苦労しています。シャープと取引を続ける
ために血の汗を流したそれらの人の恩を キットあなたは微塵ダニ感じたこと
が無かったのでしょうね!!
小生はかつてあなたと同時代にシャープに努めていてあなたと同じタイミング
でやめられた方々を少なからず知っていますが 皆さん苦労されていますよ
職業運転手として交代勤務をされている元部長さん。
中小企業に再就職されてあなた方が決して出勤しなかったであろう祝日に
仕事のメールを送ってくる(つまりは仕事している)やはり元部長さん
エレクトロニクス関連とは全く異なるゴム製品を製造している元課長さん
敷いては 現金輸送車に乗り お金を守っている小生と同年齢の方
など、
あなたの話を読んでいるとこの方々の苦労はすべてあなたのせいでは??と
思えるのは小生だけでしょうか????
あなたのような人がいたからシャープはキット傾いたんですよ。