まさか まさかの トランプ大統領でしたね。
事前の世論調査や 各分析期間が所謂ビックデーターと呼ばれるものを
分析した結果として 数%有利と言われていたのが フタを開けると真逆
世論調査のときに 被調査者が嘘をついていたのでしょうか??
今回 選挙直前にマスコミ等では「隠れトランプ」の有権者がその雌雄を
決するキーだとも言われていましたが。
大きな選択を行う投票では 今年イギリスのEU離脱投票も同じような
結果になりました。でもその際「隠れ離脱派」なんていたとは思えないの
ですが??
どうも小生は「隠れトランプ」なる言葉は今回選挙間際になってマスコミ
が作り出した保険のような気がしてなりません。自身が報道する世論調査
等にイギリスのEU離脱問題がそうであったように自信が無く 選挙後の
言い訳を予め用意していたのでは無いかと??
選挙後の報道で 各マスコミのキャスター・コメンテーターが
「思ったより 隠れトランプが多かった のが今回の選挙の結果」
と さも予見していたかのように発言するのでは無いでしょうか????
本来マスコミは各種調査にそれらの状況を加味して報道すべきで それが
できないのは失敗なのですが。
アメリカのマスコミがほとんどヒラリー・クリントン候補贔屓であった
ということも今回世界が
「あっ!!」
と言った要因の多くを占めるのでしょうが 第3国である日本のマスコミに
はそれが原因とする言い訳は通用しません。
それにしても 多額の費用をかけて行う「世論調査」っていい加減なもの
であるとも言えるかもしれません。同様にこの所 マスコミが取り上げてい
る「ビックデータ」なるものも未だ 人間の思考・嗜好を完全に判断し得る
ものでないことを今年2つの大きな投票は証明したのかもしれません。
少なくとも昨日の日本の株式市場・外国為替市場の狼狽とも言える状況は
日本の証券会社含めか金融機関がもつシンクタンク・リサーチ会社等ははそ
の分析力がかなり不足していることを露呈したのでは無いでしょうか??
まあ 小生もそれらの情報に踊らされ 多分ヒラリー・クリントン候補が勝つ
のでは? と考えていたので批判できるものではありませんが、少なくとも
外国為替で円高に振れないでほしいとの強い希望があるので 目が曇るのも
致し方ない と自己防衛しています。
タダ イギリスもアメリカも有権者は 心の底の「本音」を表面化させた
と言えるかもしれません。綺麗事だけで自身の生活が向上しない事を理解し
それに割く割合を減らす必要があると言い出しているのかもしれません。
違う国の人達が同じ通貨を使用し国家間の行き来が自在になると言う理想
と反面に賃金を安くすることを容認する貧しい人が今の労働者の仕事を奪う
現実 それは容認できないと。たとえそれが自由の国 移民の国アメリカでも
この判断が間違っているかどうかは これから議論されるのでしょう。
コレで来年イギリスはEU離脱のプロセスを初めますし トランプ政権が
今後4年続くことは決定されました。
これから どうなっていくのか?? それは世論調査でもビックデーター
でもわからないのでしょう 神のみぞ知る ということでしょうね。