今年は節目の年に当たるそうで 特にこの夏では
甲子園での夏の高校野球 100年
太平洋戦争終結 70年
日航ジャンボ機墜落 30年
そして 手前味噌だが
小生の勤める会社が設立 50年
である。
それぞれ節目の年として思い改める事も有るのでは無かろうか??
小生的には この30年間国内での大型旅客機の墜落事故がない事が凄い事で それを実現している各航空会社の努力には頭の下がる思いである。
福島原子力発電所の事故で現代科学の限界を知ったような思いであったが別の意味で万全なオペレーティングを行えば最悪の事故を防げる事が出来るのではと言う事を 有る意味実証して見せている事に他ならない、同様に新幹線での事故も先般の車内自殺事故のような事を除いて死亡事故は発生していない、先週末発生したカバー欠落事故は一歩間違えば大事故に繋がりかねない物であったが幸いにも大事には至らなかった この事故を運行関係者は真摯に受け止め、2度と無いいように努めて頂く事を祈る。
科学技術は人間の英知を集結し 日々の維持管理を怠らなければ事故を未然に防ぐ事が出来るはずだと 信じたい。
そう言えば川内原発の稼働が 今日行われるようだがとにかく安全にと言う事を関係者は肝に銘じて貰いたい。
太平洋戦争終結70年に関しては日本の敗戦記念日でもある8/15の前日に 戦後70年談話を安倍首相が発表すると言われていて東アジアの国の注目を集めているようでもある。
同様に70年を経過したのが 広島・長崎への原爆投下である。
エノラ・ゲイから投下された リトルボーイ
ボックスカーから投下された ファットマン
わずか 2発の原子爆弾で両都市で20万人を超える人が亡くなっている東京や大阪等の大都市への空爆も含め無差別爆撃を行った事に対して米国ではそれを可とする意見が悲しいかな今でも大半である。
この節目の年に 国会では安全保障法案の議論が行われているが果たしてそれが議論といえる物であるのかどうか?? マスコミの報道からも小生はどうも感じられない。反対派の人たちは現法案を戦争法案と呼び猛烈に反対しているようだが それらの人々が先に書いた無差別爆撃を避難するように話をしている事を聞いた事がない。マスコミも同様で有る、流石に評論家 池上彰氏は現在の日本が置かれている状況から判断すべきとという意見を書かれているようだが
こういう形でマスコミも問題の本質を議論するように出来ないのであろうか?
そう言えば 先週国会の論戦で 民主党の議員から審議されている安全保障関連法案で
「もう一回確認しましょう。日本の自衛隊は
核兵器を運べるということでよろしいですね」
と言う質問が出て 防衛大臣が
「武器の輸送について、これは法律上は特定の
物品の輸送を排除する規定はないということで
ございます。ただし核兵器につきましては、非
核三原則もございますし、核兵器の運搬につい
ては想定してないということでございます」
と回答した事が物議を醸していると有った。
しかし よく考えてみたら此って現実的でない。恐らく質問者は米軍の持つ核兵器を日本の自衛隊が運搬する事が出来るのか??って聞いているのであろうが そんな事を米軍いや核を持つすべての軍隊もだが依頼する事があり得ると 質問者は考えているのであろうか??
(少なくとも 最終兵器を他国の軍隊に運ば
せる なんてことはその国の威厳どころか
その国の国民の信頼を失う事に他ならない。
もし万が一運搬を依頼された側がそのまま
その核兵器を奪い去る事を想定しないとで
も言うのであろうか?)
可能性としてでももう少し現実的な質問が出来ないものだろうか??
戦争は起こしてはならない 此は70年間ではなく 此からも決して破ってはならない決意であるはずだ。この70年間で軍隊が対峙せねばならない対象が明らかに変わってきている もはや国家でなくても兵器を持ち軍隊同様の力を持つ組織が現実に存在している。その中で 自国民を保護して行くにはどうすればよいのかを もっと真摯に議論して欲しい。