スコットランドのグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(通称イギリス---イギリスというのはあくまでも通称です)からの独立騒動は住民投票(投票率84.6%)の結果 55.25:44.65の予想を超えた大差で否決された。
事前の世論調査では今月上旬に一時期賛成派が反対派を上回り当事者でもあるキャメロン首相始め与野党の党首が一斉にスコットランドに入り残留を要望したりして大騒ぎになっていたのでが ひとまず安心と言うことであろうか。
各マスコミの報道でもお馴染みだがグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の国旗ユニオンジャックは各連合国の国旗を重ね合わせたものでこの下地の青色部分等はスコットランドの国旗であったのでもし賛成派が勝利していれば その国旗は味気ないものになっていたので(沢山の在庫を抱えていることもあり)国旗製作メーカーは胸をなで下ろしていることだろう。
現状
スコットランド
国旗の歴史
今回もし独立していれば
今回の一連の騒動で小生が強く感じたのは
1 マスコミによる世論調査はその振れ幅
がかなりある(有る意味信用できない)
2 金融市場は間際(前日)では正確な予
測をたてそれに沿った売買活動を行う
3 ブックメーカーはそれらよりも 早く
的確な予測をし掛け率を決定している
(一番信用できる)
1に関しては 先般の朝日新聞騒動にもあるが各調査を行うマスコミの調査の仕方や思惑にかなり左右される為日本でも 右よりのマスコミでは右より有利の左よりのマスコミでは左より有利な結果が出ることがしばしばである。
それは ヨーロッパでも日本ほどではないが有るようで 今回住民投票間際の調査ではもっと拮抗した結果では??と言われていたので事前調査の信用性は高く無いのかも知れない(それに慌てて行動を起こす政治家も似たようなものなのかも)
2に関しては18日午後辺りからそれまで信用不安から売られていたポンドが買い戻され始め値を戻した、金融市場ではその辺りで 今回の結果を見きった事になるかも知れない。スコットランドが独立した際 その新独立国家でポンドが使えるかどうかが 住民投票の争点にもなっていたのであるが 世界金融市場は前日には的確にその結果を予測しそれに伴った動きが行われたと考えるべきであろう。
驚くべき正確さは 3である。
スコットランド住民投票 ブックメーカーは独立反対派勝利を予測
サンケイの記事であるが 金融市場がポンド買いに入る前 17日の段階でブックメーカーは独立派の勝利確率を21%の低率で見ていた。
(ラドブロークスと言うブックメーカー)
何でも賭けの対象にするブックメーカーは やはりその筋のプロであり彼らの予測は的確であった。彼らがどのような情報に基づき掛け率を決定しているかわ定かでないと言うか彼らにとっては最高の企業秘密であろう。
しかし その情報量は表社会・裏社会を通じて如何に正確に結果を導き出す為にすさまじいものがあり それを分析する能力にもたけているのだ。
あたかも今話題の ビックデーターを分析するスーパーコンピューターの様に。。。。
いや 有る意味まだまだコンピューターでは解析しきれない人の心理まで彼らは見透かしているのかも知れない。