この記事が公開されるとき 小生は 4度目の忘年会
翌日でフラフラだと思う。ご参加者の皆様含め今年は
大変御世話になりました。来年もよろしくお願い申しあ
げます。
故事ことわざ辞典を引いてみよう
天に唾する
【読み】 てんにつばする
【意味】 天に唾するとは、人に害を与えようとして、
かえって自分がひどい目に合うことのたとえ。
【注釈】 天に向かって唾を吐いても空を汚すことなど
出来ず、吐いた唾が自分の顔にふりかかってくる事
から。 『四十二章経』に「悪人の賢者を害するは、
猶し天を仰いで而も唾せんに、唾、天を汚さずして、
還って己が身を汚し、風に逆らって人に塵くに、塵、
彼を汚さずして、かえって身に塵するがごとし」とあ
るのに基づく。
「唾」は「つばき」とも読む。 「天に唾す」ともいう。
【出典】 『四十二章経』
とある。 中国 古代後漢末から三国時代 には成立し
ていたものと推定させられるが、伝世の経の内容は
南朝の南斉から梁にかけて成立したとされる。
我々 日本人は数々の事柄を中国故事から学びそし
て現代でも教訓としている。
しかしである その当人 中国はどうだろうか???
サンケイの記事からである。
2010年9月に起きた中国漁船衝突事件を受けて、
中国は“制裁措置”としてレアアースの対日輸出を
規制した。
一時期は 日本企業が困る局面もあった。しかし、
日米などは代替技術の開発や中国以外から資源
を調達する「脱中国」を進めた。その結果。。。。。。
2012年の中国のレアアース輸出実績は約1万3千
トンと過去10年間で最低を記録。3万996トンだった
2012年通年の輸出枠は半分以上が使われずに終
わった。
にもかかわらず、中国商務省は29日までに、レア
アース(希土類)の2013年上半期の輸出枠を1万
5501トンに設定したという。2012年年間で1万3千
トンしか輸出出来なかったのにである。
アース輸出を持ちかける商談が増えているという。2010
年までは中国がレアアースの世界需要量の9割を供給
し、日本が最大の輸出先だった。昨年から今年にかけて
国際市場価格の大幅な下落も続いている。
輸出減・価格下落を、招いたのは間違いなく中国自身
である。
一説によるとレアアースの鉱山等では中国人労働者
・鉱山経営者達が非常に困っているようだ。
彼らは 自国の故事に習わなかったのである。
中国はまさに
天に唾する
となった。
故事は有る意味的確に現代でも合致する。我々はこの
故事も忘れてはいけない。
人の振り見て我が振り直せ
【読み】 ひとのふりみてわがふりなおせ
【意味】 人の振り見て我が振り直せとは、他人の行動を
見て、良いところは見習い悪いところは改めよ と
いうこと。
安倍新政権となった今年年末 自民党は民主党の何が
まずかったか まず学ぶ必要がある。
これを 2012年の反省としてしてみたい。