ネタが無いときなど 良く引用するのがサンケイ(Biz)なのだが
この記事ばかりは 気が引けた。
シャープの傑作“しゃべる掃除機”
愛用者「家族の一員です」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121118/bsb1211181206001-n1.htm
である。
確かに 今シャープは苦しい、小生も周辺の仕事をしてい
る以上何とかがんばって欲しいと常日頃思っているのだが
果たしてこんな提灯記事が意味があるのだろうかと思って
しまう。
記事の内容は シャープが先般出したロボット掃除機
「ココロボ」の開発に関するものである。
明らかに アメリカアイロボット社の掃除ロボット「ルンバ」
の模倣商品であるので差別化をするために「しゃべる」機能
を付加した物なのであるが。関西弁をしゃべろうが 中国語
をしゃべろうが本来 無人の間に家を掃除してくれるロボット
なのだから 関係無かろう と考えるのが普通である。
少し かわいらしさは演出できるかも知れないがそれで本家
の商品より5万円も高い商品を消費者が選ぶとは思えない。
て(本来の家電メーカーとして)がんばったことも記事は書い
ているが、それを全面に押し出していないところを見ると決
定的な差を出すことが出来なかった結果であろう。
確かに「人工知能」はまだまだ黎明期であり これからもっと
良い商品を作るためにはこういう遊び心も必要かも知れな
いが遊び心だけで商品が売れるほど世の中は甘くない。
基本性能がまずありきなのであるが。。。。。。。。。
有る意味 日本の家電メーカーは消費者が何を望んでいる
か?が見えなくなってきているのでは無いだろうか?
確かに、内外の規制は厳しい法。律等のコンプライアンス要
求は高まっているが だからといって消費者動向を無視して
は商品は売れない。
個人だから書けるが だからNHKが写らないテレビがこの
世に無いのだ。過去、日本のテレビメーカーは放送局の利
権を有る意味犯してきている 「ビデオ」はまさにその商品で
著作権の問題では常に議論されてきているが商品化を躊躇
はしなかった。だから大きな市場を得たのである。
苦しい今だからこそ 消費者側に純粋に立った商品が必要
であり、マスコミもその思いを伝えるべきなのであるが。。。。