当然予測されたことではあるが 究極の効率化に
より そのコストを切りつめると予備という考えを捨
てざるを得ない。その為の代償も大きい。
4月1日で運航開始から丸1カ月を迎える日本初の
LCC ピーチ・アビエーションは、長崎空港で起きた客
室乗務員の操作ミスにより29日に続き30日も4便が
欠航する騒ぎになっている。
割安な運賃で平均搭乗率8割程度と好調を維持して
いるのだが。少ない機材をまったく余裕を持たずにフル
に運行する為、こういったトラブルや整備の遅れが欠航
の連鎖につながるLCC特有のリスクがてき面に現れた。
イド(滑り台)を作動させ、機体の修復が必要となった。
発足間もないLCCにおける乗務員の習熟度向上も課題
である。
ピーチは現在3機で3路線を運行しており、機体トラブル
に備えた予備機は保有していない。従って、1機が使えな
いと欠航本数の増加や長期化につなる。致し方ない事で
は有るのだが、。。。。 ビジネス等では使いづらい。
格安運賃のため乗客は他社便への振り替え措置も受け
られないのだ。ピーチは自社の別便に振り替えるか返金
で対応している。現時点では大半の利用者が返金に応じ
ており、大きな混乱はないというが。。。。。。。。。。
No310でも書いたが、とにかくLCCのコスト低減策は徹底
している。がっちりマンデーでも放映していた。
「カラーコピー8円、白黒1・1円」。全日空がマレーシア
の大手LCCと共同設立したLCC「エアアジア・ジャパン」
の本社は、日本の空の玄関、成田空港近郊の駅ビル2階
にある。オフィスにはリサイクル業者から購入した不ぞろい
の椅子と机が並び、コピー機は白黒での印刷をうながす注
意書きがはられているそうである。費用はすべて削る。事務
所も本来は成田空港内に構えたいのだ節約し成田空港内
に開設するのに比べ4分の1の家賃ですましているとも。
LCCのビジネスモデルは、最新の航空機購入など安全
に関するものを除くコストを極限まで節約することだ。ピーチ
も机や椅子など備品はもらい物か、アウトレットで購入した
そうだ。
更に、機内のスペース効率をも究極に高めている。
ピーチ社が使用している機材 エアバスA320-200はANA
でも使用しているのだが同じ機体であるにも拘わらずその
シートマップは
ANAでは
これがピーチ社では
なんと180席となる。(14席多い)
1日 4往復する札幌線では1日当たりで112席も
提供座席が増えるのである。
此処までして 効率を高めているのでその代償も
大きいと言うことだ。
皆さんは その利用 いかがいたしますか??
(えっ? 小生 。。。。。それは一度は乗りたいと
思っていますので その際はレポートします)