昨日 仕事で隣接県のある工場に出かけた。
東証一部上場の大手メーカーの工場で その歴史は50年と言う
からかなり古い工場ででもある。かつては此処から世界を風靡した
製品等も出荷されていたのである。
10年ほど前に訪れたときは大型の事務機等が生産され、大きな
トラックが何台も製品の積み込みをおこなっておりフォークリフトが
走り回り 作業者も沢山いた。昼休みになると構内の自動車通行
が禁止され 構内の道路では作業者たちがバトミントンなんかを
行っていたのを覚えていたのだが。。。。。。。。。。。。。
今日 訪問したのは14時だったのだが、広大な敷地が閑散としている。
人の往来が余り無いのだ!。トラックなんて1台いない、一体どうしたの
だ?。
仕事なので 受付で入門チェックを行い(昔は人の出入りが激しいの
でここでも結構待たされたのだが 今日はすぐに済んだ) 駐車場に車
を入れて敷地内を歩いていくと 一部の建屋の入り口が開いていた。
中をのぞいてみると 何も無い 広大なスペースだけが有るのだ。
反対側の建屋では 大きなシャッターが何枚も閉まったままである。
この広大な敷地は開きスペースとなりつつある様だ。
聞くところのによると ここで生産していたものはほとんど中国等海外
へ生産を移したのだという。建物の上階部分にはいまだに設計開発
部門が一部残っておりそこには人が沢山いるのらしいが、それならこ
んな広大なスペースは必要ない。
この工場の周辺には そう言えば従業員の車通勤用の駐車場が
沢山有ったのだが それも減っているようだ。
そう言えば工場の隣のパチンコ屋も潰れていた。やはり全体の人員
もかなり減っているのではないだろうか?
そんな中で仕事を打ち合わせはしてきたのですが。。。。。。。。。
何か 日本の将来を暗示しているようで とてもさびしい気持ちになり
ました。
これは何もこのメーカーだけでは無いのであろう。先般も3年前に稼動
した最新鋭の工場をも閉鎖するとパナソニックが発表したばかりである
もはや日本に広大な工場は必要ないのかもしれない。