恐らく 日本が行った「輸出管理に関する事務的説明会」 に対抗する為の なのであろう。

確かに この図柄はインパクトが有った。


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 完全に事務的に行おうとする日本側の意思表示であったのだろう 会議室と思しき 経産省内の1室で テーブルを囲む4名、日本側はクールビズを徹底しネクタすらしていない。

 あくまでも 「事務レベルでの管理のやり方を変更するだけである」というスタイルを貫き通そうと言うものだったのではないか?

しかし、この画像が韓国政府 特に青瓦台(大統領府)に大きな衝撃を与えていたのであろう。



あれから 1ヶ月が過ぎ 韓国青瓦台(大統領府)は16日、日本の対韓輸出規制措置に対する政府の対応方針を収めた小冊子を配布した。

   韓国政府 日本の輸出規制への対応を冊子で説明


この 小冊子 韓国政府の日本への輸出規制への対応を説明したものであるが 表紙の題名が


   「二度と負けない」


まったくもって意味不明である。記事では

  日本の措置の不当性や、主な争点に対する政府の立場をQ&A方式で説明した。


とあるが その内容よりもこの表紙だけで 対抗処置  報復処置 であることをあからさまに世界へ表明していることになる。

 もし このあと韓国政府が日本に対して何らかの輸出管理の変更を行った場合それは明らかにWTOが禁止する「報復処置」とみなされるのではないだろうか?

 

「二度と負けない」は 最初の3品目の輸出管理強化が発表された後に文大統領が会議冒頭で口にした言葉でも有った。

 「2度と」というからには 1度目が有ったという理解なのだろうがそれは一体いつのことなのだろうか? 
少なくとも豊臣秀吉の朝鮮出兵は 2度とも失敗に終わっており日本は敗走していると考えるのが普通であろう。 
その前、元寇(文永の役 1274年 弘安の役1281年)では元の指揮下の高麗軍が先鋒を務めており結果元・高麗軍は敗退しているが これは元の侵攻作戦下でのものであり、それを韓国(朝鮮)軍の敗退とは言わないだろう。
 また 秀吉の朝鮮出兵でも元寇でもそれぞれ2度どちらかが連敗ししていることになるので それをカウントするならば 今回は「3度目」になるはずである。


 恐らく 文大統領の頭の中での1度目は 1910年の「日韓併合」のことを言うのであろう。

しかし、ご承知の通り「日韓併合」は1910年(日:明治43年 / 韓:隆熙4年)8月22日に漢城府(現:ソウル特別市)で寺内正毅統監と李完用総理が調印し、29日に裁可公布して発効した「韓国皇帝が大韓帝国(韓国)の一切の統治権を完全かつ永久に日本国皇帝(天皇)に譲与する」ことなどを規定した条約の締結により発効しており その後世界各国はそれを合法的であると認めている。

また、日韓併合の終結は1945年9月9日に朝鮮総督府がアメリカ軍へ「降伏文書に調印する」と言う形で迎えており 「降伏文書に調印」すなわち「敗戦」した形であるということ(すなわち当時の連合国に対して朝鮮総統府は敵国との位置づけ) 更にその後はアメリカ軍が統治を開始しており3年後の1948年8月15日に、李承晩がアメリカ軍政庁からの独立を宣言して南部に大韓民国第一共和国が建国されたことにより今の大韓民国が建国していることになる。

 文大統領は光復節を建国記念日とは認めていないようで 日本統治下の1919年4月11日上海で結成された大韓民国臨時政府を正式な大韓民国の建国であるとしている。

 (ウィキペデイアには アメリカや他の連合国諸国は大韓民国臨時政府が

  ポーランド亡命政府のように第二次世界大戦で貢献をしていないことから、

  何かしらの地位を与えることを故意に控えるなど、国際的な承認が得られる

  ことはなかった。 とある)

日韓併合が文大統領が言う 1度目の敗戦(誰も戦ってはいないが)だとすると それが無効だと主張する今の青瓦台(大統領府)の立場からすると矛盾しているようにも思える。敗戦したからこそ日韓併合が成立したのであって それが無効なら敗戦していないことになると思うのだが????

 
 

まあ 日本政府が 7月 8月と立て続けに行った輸出管理体制の変更について


    拳を振り上げて怒り 「2度と負けない」と意味不明なことを言い

  「北朝鮮と手を合わせれば日本に勝てる」と言ったが 北朝鮮からは無視され

  アメリカに仲介を依頼するも 結局動いてもらえず

  日本製品の不買運動を繰り広げ
    (その報道は韓国内でも日本製の放送機材で撮影・放送している)


のだが ここへ来て 少し文大統領始め韓国青瓦台(大統領府)のトーンは落ち始めている。


足元では 不買運動 Boycott Japan のおかげで 日本へ韓国人旅行客を運んでいた韓国のLCCが減便を余儀なくされ 結果


  「悪材料という悪材料がすべて出た」…韓国航空会社8社すべて赤字


また 多くの日本製品販売店で売上が落ち 韓国人店員が解雇されかねない状況だそうだ。

光復節の記念式典では 文在寅大統領は、日本に「対話と協力」を呼び掛けた。


  正念場迎える文外交=日韓悪化、孤立深まる-批判抑制で打開模索


結局 もはや八方塞がりなのでは?とさえ思うが それでもまだ尚、冒頭の青瓦台から出た小冊子の表紙にはあの表現・・・・・・・・・・・・


 まあ 好きにすれば?? と思うのは 小生だけではないと思う。


   韓国に対する印象の調査では、良いが4.1%、悪いが84.2%

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