ついにアメリカが中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国製ハイテク部品などの事実上の禁輸措置を発表した。

    米、ファーウェイへの輸出を事実上禁止


記事によると今回の輸出規制は日本を含む外国企業が米国製品を同社に輸出する場合にも罰則を含めて適用されるため、同社の締め出しに向けた極めて強い圧力となる とのことである。

以前書いたが 新しい通信規格5Gでは ファーウエイとアメリカのカルコムが規格争いをしているがこれで カルコムに有利に働くことは間違いない。ファーウエイは日本の電子部品メーカーからも多量の部品を購入しているので その製造ラインが止まれば日本メーカーにも影響が出よう。更にこんな事も書かれている

    トランプ政権、同盟国に「踏み絵」も


冒頭部分を引用すると

トランプ米政権が事実上、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)への輸出を禁じる措置をとったのは、同社の排除に協力するよう、日本を含めた同盟国に圧力をかける狙いもある。米側は「踏み絵」を突きつけて、より強く同調を迫ることも考えられ、各国が米中の板挟みになる構図が深まりそうだ。


つまりアメリカは完全にファーウエイの息の根を止めようとしているのである、すでに日本の携帯各社は5G基地局にファーウエイの機器を使用しないと表明しているのだが これが他の国にも広がればその打撃は大きいであろう。

FireShot Capture 008 - ファーウェイ

 実際 ファーウエイがアメリカ主張するように安全保障に関わるような仕組みを機器に組み込んでいたかどうかは 小生はわからないのであるが???

 かつてのイラクに大量殺人兵器が無かったように ファーウエイも無実であったら??

 

 それにしてもトランプ大統領の行動力には恐れ入る 過去の政治家とはかなり趣が異なる異色であることは承知の上であるが 自由主義社会においてこれほどの政策をその中身是非は別として実際に執行した人はいなかった。それでいて 最近その支持率は上がっているのであるから。

 アメリカのマスコミだけではなく日本のマスコミもトランプ嫌いであるのでマスコミを通じて知りうるトランプ大統領像と実際のアメリカ国民が見るトランプ大統領像には大きか乖離があるのであろう。

 中国に対する強硬な姿勢は アメリカでは与党のみならず野党からも支持されているのだというその言う部分の本質的なところを日本のマスコミももう少し詳細に報じてほしいと思うこやじである。