小生が社会人なる頃は エレクトロニクスメーカー花盛りであった。関西であったから 松下(現パナソニック) 三洋 シャープが御三家だったろうか 関東系でも 東芝 日立 三菱電機の重電御三家 トリオ・ビクター(現JVCケンウッド)・サンスイ・パイオニア・などのオーディオメーカー等が人気であったろうか?? 無論終身雇用制が基本で有ったのでそれらの企業に入社すれば当然定年まで勤めるものと考えていは人が多かったでろう。

 それが・・・・・・・・・・


 こんな記事が出ていた。


    JDI、東入来CEO退任 前期1094億円の赤字


JDI、東入来CEO退任 前期1094億円の赤字

液晶メーカーである JDI(母体は 東芝と松下及び後で日立が加わったが各メーカーの液晶部門を救済するために作ったある意味国策会社である)がその経営不振から外資の資本を導入せざるを得なくなり 従業員を1000人削減し 国策会社としてのTOPが退任するとの話であるが。。。。

 もはや国家レベルでも日本のエレクトロニクスメーカーを支えきれないのである。
 (自由主義国家でるから 当然ではあるが)

 

小生の話と前後するが その国策会社は小生世代が就職する時の究極の目標であった各会社の合弁 すなわち憧れの会社の集合体であったのであるが もはやそれが存在できなくなったということなる。考えてみれば 冒頭で述べた会社で 未だに当時の業態で会社があるのは数社しか無く消滅した会社や 外資の軍門に下った会社が多いのが紛れもない事実である。

 なんとも 自由主義社会の恐ろしいことか!!

 

 更にこの業界ココ最近 更に景気が悪い。

昨日から東京方面で営業しているのであるが 聞く話は暗い話ばかり・・・・・ますますこの業界のパイが小さくなるのでは??としか思えないのである。


 果たして小生が過ごしてきた今までの35年間と同じ35年後 2044年であるが日本のエレクトロニクスメーカーは存在しているにであろうか?? 次の35年は無いのではなかろうかとさえ思う今日このごろである。