今回の豪雨で被害に合われた皆様に お見舞い申し上げます。

  

  

  

 17年前の車を車検に出した小生であるが 17年前に車を買った後で自動車雑誌等も見なくなり今の新車がどうなっているのか 実は皆目わからない。一体最新の装備はどうなっているのか?今やガソリンエンジンのみで走る車だけではなく 電気モーターを併用したHV車や電気モーターのみのEV車が幅を利かせており 日産のHV車NOTEが月間最多販売を記録したということも報道されている。

 

 小生が知っているHV車はプリウスに代表されるパラレル・シリアル併用型だがNOTEは完全にシリアル型である。パラレルからシリアルへと言うのはかつてのパソコンのポートの進化と同じようでこれまたややこしいのであるが??

 

 ところで 最近の新車(ガソリン車)にはもはや必ずと行っていいほど装備されているのが信号待ちなどでエンジンを完全に停止させるアイドリングストップ機構だそうだ。

 アイドリングストップで検索される画像


アイドリングストップ


   中にはそれをバイパスする装置もあるらしい。


 もともと 内縁機関車は回転し始める(起動の)際のトルクがマイナスで何らかの補助を与えてやらなければ回り始めない(一番簡単なのが人力で回す方法 バイクなどはキックと呼ばれる足で回す方法 そして極一般的なのは電気の力でモートを回すセルモーター) 引き換え電気モーターは回りはじめのトルクが最大で EV車の加速は内縁機関車に遥かに勝るのだが、その内縁機関車を継続してGO・STOPを繰り返す通常の自動車として使用するための方法が 車が停止しているときでもエンジンを回し続けるアイドリングと呼ばれる方法だ。エンジンの内部抵抗と回し続ける力が拮抗する少し前の回転させる力が少し強いレベルでの低回転で回し続けるのであるが それでも少量の燃料を消費することは間違いない。それをカットすれば 燃費に対して有効とも言われているが この議論は小生が大学生の頃 1980年代にもあった。


 但、アイドリング時でも例えばエアコンを可動させていれば発電が必要になるのそれをどうするか とか エンジンを一度止めると再起動時に少し濃い混合比の燃料が必要になるので結局燃費が良くならないとか そういう見解もあった。しかし その後1990年代に入り排気ガスの規制 CO2排出量の削減等に 少しでも貢献させるために 各社が技術の粋をあつめて開発していった技術でもある。

実際に普及が始まったのは2010年頃からであろうか? 


 アイドリングストップの代償として セルモーターの強化(今までのものの何十倍起動が繰り返されるよう)とバッテリーの強化(セルモーターを回すときに一番電力が消費されるし アイドリングを停止している際にもエアコンを止めるわけには行かず 最低でもファンを動かし続けるため)更には再起動しやすい位置でエンジンを停止させるエンジンマネジメント等が備えられた。




実は 単純に信号待ち等だけのアイドリングストップはそれらの費用の増加と比較して現在の燃料価格でもあまりメリットが出るわけではないというのが1980年代当時から言われていることでそれは今も変わらないらしい。(普通乗用車の場合)

 

昨日 こんな記事が出ていた。

 

アイドリングストップの「省コスト効果」が都市伝説といえる理由

 

この記事を読んで小生驚いたのが 冒頭部分(引用する)

  

 いまやフェラーリやポルシェにも搭載されているアイドリングストップ。

  

これは小生知らなんだ。あのポルシェやフェラーリすら搭載しているなんて。。。。。

記事ではヨーロッパや日本ではアイドリングストップ機能が普及しているがアメリカや中国ではまだまだこれからだそうであるが? 

 中国広東省のあの長期間に渡る暑い夏 渋滞のひどいシンセンで果たしてアイドリングストップし続けることができる車が開発できるのであろうか?????

 

 ともかく 小生の愛車にアイドリングストップなる装置はついていないので 車検から帰ってくればとにかくこまめに手動でエンジンを止めることを心がけ 無駄なアイドリングを続けないようにしようと心に誓うコヤジである。